という感じで、日々の場所を決めております。
きょうは久しぶりに陽光がみえています。まず思ったことは、’長く歩きたい’ということでした。
オフィスから歩き、昼休みの間に帰ってこれるところ。
関内まではかなりの距離になりますが、何とか1時までには飯を食って戻ってこれるでしょう。
ということで目的地はらーめん無です。
狭い入り口と、拉麺とだけ書かれつるされた提灯。しかし本当に店の名前がないんですね。
無論メニューの表示などありません。わずかに今日のご飯と、和牛スープ近日登場と書かれた張り紙があるのみです。
しかるべき情報を事前にもたない者は、ここにふらっと立ち寄ることはまずないでしょう
’いまむら’はいままでテレビにも多く露出し、雑誌などでもとりあげられているので、いまでは、多くの人に知られる存在となり、充分軌道に乗ったということでしょうか。
店の前にショーケースがおいてあるような、この界隈の中華料理屋などとは、まったく別物なのだという主張があらわれているようです。
それはお品書きにもみられます。「開店して5年、今までの蓄積を開花させるべく満を持して関内にオープンしました。」そんな趣旨の言葉も記されています。
またらーめんは挑戦だとの言葉も・・・それが頻繁に味を変え、骨子となるべく基本のアジさえも固定しない、この店のやり方に出ているのでしょうか。果たしてその味はどんなもんでしょうか。
煮干醤油700円、をいただきました。
頻繁に変わるメニュでありますが、今回のメニューの中ではこれが中心となる味と思われます。
店の基本の味を知りたいと思い、これを選択しました。
スープはその能書きから知るところ、トリプルスープのブレンドだそうです。
鶏、とんこつ、魚介ということでしょうか。
一口目には魚介が強く香ります。その後、スープを支配するのは鶏ダシです。
不思議と、魚介ダシはだんだんとその存在感を失っていき、
後半にはほとんど感じられなくなってしまいます。
そして最後には、ただの中華拉麺のような感じになってしまいました。
麺は中太でわずかに縮れたものです。
この麺はホンとすばらしいと思いました。
硬いといった感じではないのですが、モチモチとして、腰があります。
しなやかさの中に、かなりの粘りを秘めています。
もちろん舌触りは違いますが、本格的な讃岐うどんにも通ずるところがあります。
具はチャーシュー、メンマ、ナルト、ねぎ、そして大判の海苔です。
歯ごたえがあり、十二分に味の染みたチャーシューはおいしかったです。
特製というカテゴリーがあり、この拉麺においては950円。チャーシュー5枚、味玉一ヶ追加だそうです。
このチャーシューであればお得な選択かもしれません。
さてこのスープですが、充分うまいとは思います。
しかし煮干醤油と名指しで謳っているからには、
トリプルスープなどといって凝ってくれなくても、魚介風味爆発といった感じで提供してほしいものです。
もっと魚ダシの香るスープで、この麺で食したなら、
どんなにか素晴らしいものであろうか、想像できるようです。
(それこそが、昔のいまむらの味なのでしょう。)古く変わらない味であってもいいじゃないですか・・・常に斬新な味を求めざるをえないほど、我々の舌は渇望しているわけではないのです。常に向上の意欲を見せ、挑戦の姿勢を保ち続けるのは料理人として素晴らしいことだとは思いますが、果たしてウマイ方向へと、日々進化しているのでしょうか。(幾多の意見を拝見するところ、必ずしもおいしいものだけではないようです。)たまにやってくる我々としては、むしろ安定した味を求めているのです。「ここにくればこんなうまいものが食える」そういう期待の元にラーメン屋を利用する人が大半なのですから。
らーめん無
横浜市中区相生町2−34
定休:日曜・祭日
ねぎ油塩750円、鮪油醤油850円。特製は250円増しだと思われ。和牛スープは明日から登場ということで、券売機にも既に登録してあるようです。(紙を貼り隠してありました。)

